ショパンコンクールが始まりましたね。
4日は日本人コンテスタントが大勢熱演されていたから、聴く側も楽しみやら緊張するやらでした。
今日は反田恭平さんの演奏について私の勝手な感想を書いていきたいと思います。
ノクターンop.62―1、音に迷いがなく聴いていて不安な要素がない、安定感のある演奏だと思いました。
細やかなトリルが美しかった。
エチュードop.10―1、この曲はハ長調、白鍵ばかりの分散和音だから難しい。
適度に黒鍵が入った方が弾きやすいので難曲です。
確かなテクニックで安心して聴けました。
エチュードop.25―10は私好みの解釈でした。
練習曲と呼ぶにはもったいないほどの密度と聴かせかたでした。良かったです。
スケルツォ2番も体幹がしっかりしているのか地に足がついた納得の演奏でした。
圧巻でした。演奏後の拍手の大きさにすべてが現れているのではないかなと思いました。
何年か前に彼の演奏会に行ったことあるのですが、正直そのときはあまり印象に残らなかった。
そのときよりはもちろん、予備予選よりも
ピアニストとしての貫禄が増していてすごく驚かされました。
反田さんは間違いないと思います。
明日は牛田智大さんの演奏について書きたいと思います。