tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

短調の音階には3つの種類がある

レッスンでワークを指導していて出てきました。
短調の音階について。

一般的な西洋音楽では、長調は1つだけなんだけど短調には3つ音階があります。
自然短音階と和声短音階と旋律短音階

自然短音階は調号そのまま、主音から主音の上行下行です。
イ短調ならラシドレミファソラ、ラソファミレドシラ。
弾いてみると「自然」とついてるのになんだかしっくりこないです。

和声短音階は7番目の音(イ短調ならソ)が半音上がります。帰りもそう。
ラシドレミファ♯ソラ、ラ♯ソファミレドシラみたいに。
主音へ行きたくなる導音てやつです。
和音などは和声短音階の構成音を基としてできています。
でも弾いてみると下行のときの♯ソファ間の隔たりが広すぎて違和感を感じると思います。

旋律短音階は上行は7番目に加えて第6音も半音上がります。逆に下行はどちらも元の高さに戻します。
ラシドレミ♯ファ♯ソラ、ラソファミレドシラになります。
私たちの耳にはこちらの方が音楽的に聴こえます。メロディーなど旋律的にはこちらがよく使われます。

先日テレビで、デフレとは?ips細胞とは?説明できますか?ってやっていました。
なんとなくわかっているつもりでなく
説明できるまで理解を深めると良いですね。