今日は最近読んでいる本の紹介です。
2018年公開の「フジコ・ヘミングの時間」という映画(上映されている映画館が少なくて名古屋まで観に行きました)、
それは彼女のドキュメンタリー映画でそのときに触れられていた本です。
欲しかったのだけれど良いお値段で躊躇しているうちに存在を忘れてしまっていました。
このたび年末年始に読もうと入手。
1946年彼女が14歳のときの絵日記を元に書かれた本で、昭和ノスタルジックでとても私の好みなどストライクな内容。
絵日記はいかにも1946年当時の時代背景だったり言い回しだけど、
彼女の少女らしい感性が私にも心当たりあって自分のインナーチャイルドが喜んでいる感じ。
とても楽しく読みました。
絵を習っていただけあって絵もとてもお上手で色づかいも素敵です。
彼女は波乱万丈で数奇な人生だったのかもしれないけど、子ども時代からクロイツァーに師事できたり、やっぱり恵まれています。
ロマンティックな弾き方はその頃からのもの。
お涙ちょうだい的と揶揄された弾き方ですが、機械みたいに弾けないと文中でもはっきりおっしゃっています。
大事に大事に味わいながら読んで今半分まできました。
またこのあと数日楽しみたいと思います。