二次予選、9日イブニングセッションは、日本時間の0時からのスタートで最初は観ていたのですが途中で脱落、、
アーカイブでの視聴で反田さんの演奏を聴きました。
猫のワルツは大胆に個性を発揮した演奏でした。私は躍動感あって面白く感じたのだけれどいいふうに評価されると良いなと思います。
マズルカ風ロンドはあまり知らなくて楽譜を見ながら聴きました。
粒が細やかできれい、上へ下へと自由に鍵盤を駆けてマズルカとロンドの融合感、出ていました。
バラード2番は牧歌風の冒頭、ピアニストによってはダレるんだけど、さすがだなと思いました。和音の変化を効果的に聴かせているなと思いました。
最後のクライマックスの持っていき方は彼ならでは。唯一無二。
正統派を良しとするなら没個性の危険を孕むわけで、多様性の時代と見るならば光った演奏だと思いました。
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズはみんな弾いていてお腹いっぱい、、
一方反田さんはといえば、一際透明度の高いアンダンテ部分。
ポロネーズ部分は特に今まで聴いたことないポロネーズでした。
彼の魅力は十分出ていると思いましたがショパンたるもの云々と考えている古い見方をする人には受けないと思います。
でも、演奏後の拍手と歓声で聴衆に受け入れられたことがわかりましたね。新時代の幕開けのように感じました。
新しい時代のクラシックを牽引してくれるピアニストだと思います。