中井正子先生の全3回のインヴェンション講座、今回がラストです。
3回目ともなると定位置が決まってしまって中央前から2列目にその日も座りました。
開始前、先生に話しかけてみる。
「三声のインヴェンションの講座はご予定はないんですか?」
要望が多かったら可能性もあるとのお返事でした。
さて今日は11~15番。
11番は「詰まってる」。
作曲の技がこれでもかと詰まっていてとても勉強になります。
そもそもバッハは息子たちに演奏はもちろん作曲の教材としてもインヴェンションを作ったわけですものね。
12番は「トリル」の弾きかた。
先生は三連符を譜例に載せられました。それは左右で割り切れない音符の処理を学ぶためでもあるそう。
入るならば32分音符でもいいし、基本を踏まえた上なら自由に沢山入れてもいいとのこと。
13番は初稿から加筆されたところがあり、加筆により、曲としての完成度がより高まった。
初稿のコピーをいただきました。
14番は祝祭。
フランス風序曲の様式が使われていて華やかな走句が特徴。
カノンストレッタ→16小節め8度の模倣
15番はカプリッチョ。
もっとガッチリした構成かと思いきや、15曲の最後がカプリッチョとは意外です。
末尾に「このあとに15曲の3声のシンフォニアが続く」と記してあります。
講座の終わりに楽器店の方が挨拶されましたが、
挙手して「三声もぜひ企画お願いします」としっかり要望を発言させていただきました、、
ほかの受講者さんからも拍手をいただきました。
三声、しっかり学ぶ機会があまりないからぜひ実現してほしいです。
すごく価値ある講座でした。
プライスレスとはこのことか!