先日から勉強している「西洋音楽史」の講義、今日は第2回目です。
前回に引き続き、自分への備忘録も兼ねてまとめと感想を綴っていきたいと思います。
古代ギリシャ人は、メロディ、リズム、和音という西洋音楽の三大要素のすべてにおいて、構成と分析の理論を構築した。
西洋の音楽感性では音の諸々のアスペクト(相)のうち高さ(音高)と長さ(音価)が最も特権的である。
拍子meterはギリシャ語で「尺度」という意味から詩律における格調をも指した。
ギリシャの叙情詩「イーリアス」「オデュッセイア」ではダクテュロス(長短短)の音節を用いている。それは音符で4分音符・8分音符・8分音符と表すことが出来る。
オクターブは2:1、完全5度は3:2などの音程の数比をピタゴラスが発見し、全音、半音が導き出され音階が出来上がる。音階理論の基礎となった。(大完全音組織)
後4世紀ギリシャの記譜法で書かれた作品が現存しており、ギリシャ式文字譜は表記法こそ異なるが五線譜に完全に対応している。
中世以降「自由人学芸」の7つの科目の1つとして音楽は著しい発展を遂げた。古代ギリシャの音楽理論は姿を変えて生き続けた。
以上が今回のまとめですが、
ようやく昔、楽典で勉強したキーワードが出てきた感じでした。
長い歴史から言えば、我々がクラシックとして聴いているのは、ほんの直近の300数十年なのだなと、あらためて感じました。
第3回に続きます。