今月は3月ということで「子供の情景」の第3曲「鬼ごっこ」を取り上げてお話したいと思います。
この曲も1ページ足らずの短い曲ですが、魅力がギュッと詰まった面白い曲です。
楽譜を開くと、大学時代の演奏法で学んだときのメモに形式について書いてありました。
A(a+a)B(b+c)A(a)の三部形式と考えることが出来るようです。
軽やかですばしっこい、スタッカートがいい感じに子どもの身軽さを表しています。
一方、調を注目して見るとこの曲はロ短調。
Bからは色彩豊か。
ト長調かと思いきやホ短調、ハ長調っぽくなって・・というふうに目まぐるしく調が変化します。
突然のロ短調の属和音からの半音階で
鬼ごっこは一番の盛り上がりを見せます。(←私は鬼に捕まりそうになって危機一髪!走って逃げきったように聴こえマス)
演奏時間は30秒、あっという間にこの曲終わってしまいます。
高速でさらっと弾けると格好いいです。