なんて、アクのある曲名!
思わず、クセが強いんじゃ~、と言いたくなります。
ハチャトリアンが子どもに向けて作曲した曲、コンクールでもよく使われます。
子ども目線だと、二人のおばさんがキーキー、ヒステリックにケンカしている様子が、こんなふうに滑稽に見えるんだろうな、面白いです。
想像を裏切らずユーモラスな曲調で、終始スタッカートで紙芝居を見ているかのごとく淡々と物語は始まります。
最初はまだ冷静だった口喧嘩もヒートアップ、ときどき声を荒らげてきます。
不協和音の連続にはちょっと手も出てきてるんじゃないかなって感じ。
ロシアのこの時代の作曲家らしい和声で楽しい。
聴かせる魅せる音楽ではないんだけど、音楽でも、笑いとかコミカルな表現できるんだなって
あらためて音楽の可能性の幅を感じます。
オクターブなど指が届かないとかないので、手っ取り早く小さいお子さんの栄養になりそう、先生が子どもに弾かせたい曲です。
私も超オススメ!
例によって、曲の全体像をつかむまでのゆっくり手本動画を作ってあります。
練習にお役立ていただけると幸いです。
https://youtu.be/DONhdGxmiSs