ドリル、ワークも5巻になってくると、急激に難しくなって内容もなんだかマニアックです。
今、高学年の子どもたちがやってるのはタイトルの内容。
「強起、弱起、完全小節、不完全小節」について。
曲の始まり方に注目してみましょう。
拍子の1拍めから始まっているのが強起の曲です。
それとは逆に1拍め以外から始まっているのが弱起の曲です。アウフタクトとも言いますね。
アウフタクトの曲は隠れている拍を、心の中で感じて拍の流れに乗って弾き始めると自然に入れますね。
弱起の曲の1小節めのように定められた拍子の拍数に満たない小節を不完全小節と言います。
それに対してまるっと拍の数が満たされている小節を完全小節と言います。
では、弱起で始まる曲の最後の小節に注目してみてください。
この小節も不完全小節なことがわかります。
1小節めと最後の小節の拍を合わせると定められた拍数になることに気づきましたでしょうか?
こうして上手くつじつまが合うように出来ているんですね。
演奏にあたってはあまり役に立たない知識かもしれないけど
ルールに則って曲が出来ていることがわかると思います。