さあテンション上げて行こう、気持ち上げて行こう、っていうとき
音楽の力を借りること多いと思いますが、そのお供に意外なところでバッハの「イタリア協奏曲BWV971」はいかがでしょうか?
ピアノがまだ登場していなかったこの頃、二段鍵盤のチェンバロが主流でした。
チェンバロはレジスターで上段と下段の鍵盤を連動させることができ、強くディナーミクを変化させることができました。
そんな楽器のために書かれた曲、全3楽章からなります。
第1楽章、ヘ長調。底抜けに明るい!マッテゾンによれば、そのリズムは当時の最新の流行だったとか。そこかしこに左の盛り上げリズムが施されています。
第2楽章、ニ短調。これはすみません、、暗いです。大体2楽章は緩徐楽章であることが多いのでしばし感傷に浸ってください。
第3楽章、再びヘ長調。これはスピード感に溢れて気分上がること間違いなし!
手っ取り早く上げたいときはテンポの速いものを聴くと良いです。
弾ける人は爆速で弾きましょう!駆け抜ける爽快感でスカッとしますよ。
何声部も分かれたフーガ形式のなんちゃら~みたいな小難しさがなく、バッハの苦手な人でもとっつきやすいです。
私もこれを練習していたとき、これがバッハ!?何これ楽しー!とワクワクして弾いていました。
私はもともとバッハ好きな方なんですが、それでもこの曲は純粋に無条件に楽しい。
インベンション、シンフォニアをやった方なら弾けると思います。
聴いて弾いて気分上げてくださいね。