うちの教室では導入期から音の聴きとりをやっています。
聴きとりができてきたら音符に書きおこすように促していきます。
最初はド~ソまで。4分の4拍子、2小節の旋律聴音から。
どこに何音符で書くかはあらかじめ指定して音を書き入れてもらいます。
慣れてきたら長さも自分で考えてもらいます。何音符を書くのが適切か、1小節にどれだけ入れることができるか、学びます。
できるようになれば4小節、音符や休符の種類を増やし、シャープフラットなどの臨時記号、拍子のバリエーションを増やします。
緩やかに力がついていくよう進めていきます。
さて本題。
最近は、大譜表、ト音記号とヘ音記号の二声を勉強している子が多くいるのですが
初めてでも戸惑うことなくスムースにとれる子ばかりで、近頃の子の能力の高さに驚かされます。
どちらかの声部に引きずられて聴いてしまうことが少ないんです。
ヘ音記号の記譜にもすんなり慣れてくれる。
もちろん弾くときに主として聴きたい声部を大きめに弾いたりすることもありますが、それを踏まえてもよくできる。
やっぱり世代が新しくなるにつれてヒトは進化しているんだなあと身をもって感じます。
私たちの子どもの頃より今の子の方が飲み込みが良いです。
聴音、慎重に進めていたけど進度のスピードアップしようかな、どんどん取れたら楽しいですものね。