tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

跳躍する音をキメたいとき

ピアノを弾いていて、拍の流れに間に合わず、跳躍する次の音の入りが遅くなってしまったり、外してしまったりすること、往々にしてあると思います。

跳躍の音って、作曲家が意図的に離れた音を書くわけだから、ここぞという大事な音だったりしますよね。

上手くキマる方法、コツを考えてみたいと思います。

①跳躍するとき、前の音を額面どおりギリギリまで伸ばしているのではなく、少し早めに離して準備する(遊びの部分を作るイメージ)。

②その場合、上へ弧を描くように次の鍵盤まで指を持っていく。真横へ直線的にではない。滞空時間を加味する。

③鍵盤は等間隔に並んでいるのだから、どれぐらい離れているかを体感で掴めると理想。
難しい場合は目指す鍵盤を目視して跳躍。

④力が適度に抜けていないと、こわばって間に合わなくなったり、思い通りの音色にならなかったりします。
意識は指先だけ、腕はラクに。
降ろすときは手や腕の重みを使うといいですよ。

弾くときの心構えとして参考になれば幸いです。

あとはイメージの力も大切。

間に合う、外さないでキマる体(てい)で弾くといいです。
外しそう、外すかも、外したらどうしよう、という意識で弾くよりも、
不思議なことに成功率高くなりますよ。

カッコいい場面で出てくることが多い跳躍、ぜひビシッと決めて演奏の格を上げてくださいね。