発表会まで10日を切りました。
練習は大詰め、暗譜もできてあとはキープの子、まだ仕上がらなくて焦っている子いろいろです。
共通のアドバイスとして1つ。
基本のテンポが揺らがないことがよい演奏の必須条件!
得意のところはテンポ良く弾けるけど難しいパッセージは少しテンポが停滞する、
ここへ来てユーチューブやCDに惑わされて、自分のテンポを見失う、
どちらも実はあるあるなんです。
本番前少なくとも1週間は他の音源をあまり聴かない方がいいです。
自分のものではない、真似っこになってしまって、付け焼き刃の偽物の演奏になってしまうことが多い。
せっかくレッスンで一緒に作り上げてきたものが、いとも簡単に崩れてしまいます。
古典派の作曲家の曲を練習している生徒さん、基本はインテンポです。楽譜に書かれていないところでテンポを揺らさないでください。
ユーチューブなどで揺らしているものもあるかもしれないけど、
勉強途中の学習者さんには、個性派の演奏より一番ベーシックな解釈での演奏を覚えてもらいたいです。
ロマン派の曲練習中の生徒さん、テンポルバートはテンポを「盗む」んです。
どこかで速くしたらどこかで遅く、どこかで遅くしたらどこかで速く、必ずプラマイゼロになるようにしましょう。
根底にあるテンポ感を損なわないように。
今一度ご自分の演奏を振りかえってみてくださいね。
聴いている人が気持ちよく音楽に身を委ねられるような演奏をしましょう。