毎月恒例、今月の曲です。
9月はチャイコフスキー作曲「四季op.37a」より「狩りの歌」。
まず私の第一印象、運動会にかかるとテンション上がりそう。
これから狩りに向かう、心逸る心中を現したのであろうから、やっぱりこのような気持ちを奮いたたせるアゲアゲの曲調なんだろうな。
戦時中の軍歌のような位置付けといったら言い過ぎか。
添えられている詩はプーシキンによる
「さあ今だ!角笛が鳴っている!
狩人たちはすでに構えた/猟犬は跳びはね/前へ行こうとする/そのうちに/今にもとめておくことができなくなり出している・・・」です。
さて、弾く人目線で見ると、労力の割りに技巧的に聴こえずちょっぴりしんどい系の曲です。正直に言います、ハイ。
角笛風の合図のあと、始まる雄々しい旋律、和音のオンパレードであるから、バラつかず指先固く掴むイメージで弾きます。和音の中でも一番上の音に意識を持っていく。
中間部はガラッと雰囲気を変えるスタイルでなく、歯切れよさは健在、どこも息抜きポイントはありません、、
もしかしたら解釈があるかもしれませんが、付点音符は三連符ふうの付点より、しっかりタッカの方が私は合うと思います。
そして最初の旋律がやってきます、ほぼ一緒。つくりとしては単純明快。
曲の性格上、男性的な曲ですね。
陰陽でいうと完全に陽!
陽キャ向き(?)な一曲となっております(笑)