やさしい曲調のこの曲、
初級の名曲集の中に入っていたりしますが、
はっきり言ってマクダウェルって誰?この曲以外の代表曲知らないなあ??って感じ。
マクダウェルは1861年生まれ、ニューヨーク出身の作曲家。アメリカに後期ロマン主義の音楽様式をひろめ、アメリカ音楽の発展に貢献したそう。
愛らしいこの曲、大好きなのですが何故か指導する機会はほとんどないです、、今までに大人の方にお2人くらい。
さて「のばらに寄す」、「森のスケッチ」という10曲からなる曲集の第1曲め。
グリーグやシューマン的なロマン性を持った可愛らしい冒頭のメロディーです。
25小節めあたりの響きは少し印象派っぽさも感じます。
マクダウェルが学んだパリ音楽院時代、1学年下にドビュッシーがいたそうで、背景からなるほどと思います。
ラストは、属和音から第6音であるfisを経由してから主音へ向かうのが特徴ありますね。オサレです。
「森のスケッチ」の、その他9曲はそれなりに難しくて中級以上といったところです。
全曲聴いても佳曲揃い、私はわりと好きです。
よろしければ聴いてみてくださいね。