現在練習中のクライスラー=ラフマニノフ「愛の悲しみ」、この曲は冒頭にも楽語で明示されているようにワルツです。
やっとこさ譜読みを脱出し、テンポも上がってきたところ、今から味付けなのですが
譜読み段階からペダルのベタ踏みをしていたので、ワルツのペダリングに切り替えるのが大変!
ワルツのペダルは基本、
一拍めに入れて2、3拍めはナシ、というのがスマートで王道的なペダルのスタイル。
和音が変わらないからって、まるっと1小節入れちゃうと野暮ったいし古くさい。
なお、ところどころ効果的に長めに入れたり、1回めと2回めでバリエーションつけたいときにまるっと踏むのは全然アリです。
わかってる、わかってるんだよ。
ワルツ弾いてる生徒さんにはそうやってペダルの指導するし、頭ではわかっている。
でもひとたび、そのやり方にペダルを変えると自分のアラを目の当たりに、、
見たくない(聴きたくない)ものに向き合うことになるんですよね。
なんとなく弾けた気になってきたのに、まだまだだって現実を突きつけられる・・。
でもね
ペダルをワルツモードにすると、途端に洒落たものになってきました。
スタッカートの意味も明確になりました。
ルバートも決まる決まる!
それにしても、ごまかしが効かなくなって、理想の演奏はまだまだ遠いなあ。
洗練されたウィットの効いた大人の音楽が目標、まあ、新たなビジョンが見えてきたからヨシとするか、、
まだまだラフマニ「愛の悲しみ」道は続くのでした。