tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

発達障害について

通信制大学において今期勉強中の「精神疾患とその治療」、
発達障害についての章で、あらたな知識を得たり気づきを得て、とても勉強になったので自分なりにまとめました。
教科書には診断名別の対応についての記述もありますがここでは概略だけにしました。
シェアできればと思います。

発達障害の重要性〉

*人口の1割にも及び、誰にもその特性がある可能性があるということ。
*正しい理解と適切な対応で改善すること。(治癒を目指す医療モデルでなく社会モデルで対応)
→つまり他人事ではないと言えます。

発達障害とは発達凸凹+不適応である〉

発達特性は大小あれ、どんな人もあります。
その凸凹が大きく、生活していくうえで何らかの問題を抱えている不適応状態が発達障害です。
発達特性と環境のミスマッチといえます。

不適応を減らし発達をのばすことが支援の目標であります。

〈成功は発達のもと〉

発達の最大の原動力は「できた!」という成功体験である。
しかし発達障害があると独力では成功体験を積むことが難しい、失敗が二次障害(身体症状、精神症状)のもとになってしまうことがある。
方略を立てて適切な支援で成功体験を増やしていくこと。
自分で自分の支援ができるという「当事者能力の育成」が支援の最終ゴールである。

このプロセスさえ途切れなければ発達障害でも一生涯の発達が見込めるとも言えるそうです。