私が小学生のとき、同級生が発表会でこの曲を弾いていました。
子どもながらに華がある曲だなあ、と思っていました。
私はどちらかというと古典派の曲を良く先生に選曲されていたので、古典派にはない、ゴージャスさが羨ましくもありました。
ザ・サロン音楽って感じのキャッチーなメロディー、わかりやすくて聴き手に伝えやすいですね。
立ち上がり、左のオクターブからの16分音符の三連符が、跳躍のため、ちょうど絶妙な揺らぎが生まれます。
ランゲさんはそこまで計算してのことだったのだろうか??
ロンド形式のこの曲は、間にドラマチック要素を盛りこんできます。
また、子どもの心をつかんで離さないんだ、これが!
左、オクターブの下行やアルペジオや半音階の装飾的な挿入句がポイント高いです。
ロンド形式ABACAのCに当たる部分は和音進行もこれでもかこれでもかの盛り上げ(笑)、そう笑っちゃいそうになります。いやいや笑ってはいけません、、
無事Aへと橋渡しましょう。
学校で、音楽の時間に同級生が披露して、みんなのオオー!!という眼差しを集めていたことが思い出されます。
この曲にはそれだけ求心性がありますね。
今回の発表会では弾く子は、たまたまいないけれど、みんな大好き、今も昔も変わらず人気の高い曲です。