全音の青い楽譜、「ピアノピースコレクション1」に収録されています。
ギロックの曲ははずれがないんですけど、この曲も良く出来ています。
曲名も素敵ですが、名前負けしていない流れる美しさ。
子どもでもラクに弾けるのに曲としての満足度が高いです。
左右の橋渡しも優雅、ペダルを多用するので響きも楽しめます。クアジアルパ、ハープのごとく。
左右の交差も、初めての子どもにはワクワクポイントですね。
ギロックさん、子ども心わかってるなあ!
易しくても、心の琴線に触れるような曲をみんな弾きたいんです。
上手な人しか美しい曲を弾けないなんて悲しすぎる、それを叶えてくれたのがギロックさん。
最後にギロックのピアノの先生方へ宛てた言葉をご紹介します。
「初歩的なポイント、“音楽を表現する事”これをしっかり確認して欲しいのです。全てはその事の為にあるのです。一番大切なのは、作曲者から演奏者そして聴く人の心へのストレートなコミュニケーションです。素直に表現する事です。聴く人がそれを“分かち合いたい”と思わない限りそれは芸術ではないと思います。」
アメリカの音楽雑誌は「ギロックの名前は世界中のピアノの先生に魔法をかける」と称賛しました。
私も魔法をかけられたクチなのです。