私の独断と偏見ですが、、
優雅な気分にさせてくれる曲、心のかさかさを癒してくれる今日の1曲をご紹介したいと思います。
ズバリ!私の中の、ショパンのベスト・オブ・ノクターンでもあります、「ノクターンop.15―2」です。
速度記号はラルゲット、ゆったりしています。
波に揺られているかのような、心地よい揺らぎが癒しポイントです。
ノクターンの特徴でもある即興風の飾りが、おしゃれです。
この曲は嬰ヘ長調、シャープ6つ!
このシャープの多さがよりキラキラ感を増してきます。
ドッピオモヴィメントの前の左のオスティナートも効果的、うっとりしてしまいます。
さて中間部分、調は変わらず。
そのかわり、テンポがぐっと上がって、別の人格(曲格?)のよう。
ここの音符の表記の仕方は独特、ショバンのこう弾いてほしい!って工夫が見られます。
だからこそ読みにくい、、ピアニスト泣かせです。
ただでさえ5連符なので頭を使います。
テクニックの見せ場でもあります。
テンポプリモから、また最初の旋律。
まったく同じではありませんよ、装飾の仕方が違っていて素敵、最後は華やかさの中に優雅さを称えていて、美しくその音楽を閉じます。
この曲を聴きながら、紅茶をいただいたりなんかしたら、なんて贅沢なんでしょう。
どこのお大尽かしらって感じです。
今日のお茶の時間にぜひ!