ピアノ学習者、誰もが通る道、そして発表会でも良く弾かれます。
ピアノを習ってない人もどこかで聴いたことあるってくらい超有名な曲ですね。
音楽之友社版、春畑セロリさんの解説によると
タイトルの原語、「騎士の、義侠的な」という単語から読み取るに
騎士のような気品を漂わせた勇敢で凛としたご婦人が主人公のようです。
あなたは貴婦人ですよ、なりきっちゃいましょう。
冒頭、marzialeという楽語は行進曲のようにの意。テンポの想像がつきそうですね。
はじめはパッカパッカ蹄の音も軽く、優雅に弾きましょうね。
乗馬のイメージだと弾き手もピンと背すじが伸びそう。
9小節めからの3連符、急に馬が駆け出したのかな?
13小節めで上手く(馬だけに?)乗りこなしてはじめの足並みに戻りました。
17小節めからは自由に馬を走らせましょう!草原を駆けめぐりますよ!
三連符はゴツゴツしない転ばない、美しくコロコロした響きで。
29小節めはじめのメロディーが戻ってきます。33小節めからは馬と戯れる感じ、書いてないけどアニマート感を出したいな。
40小節めからは、さあ一気に駆け抜けるよ!お馬の本気を見せてやろう!
もちろん16分音符は粒を揃えてカッコよく。元気の良い和音でフィニッシュ!
みんな大好き、ブルクミュラー「25の練習曲」、教本の最後を締めくくるにふさわしい爽やかな曲です。