tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

望みをすてずにいましょうね

高校生から大学生にかけて、私の中で銀色夏生さんの詩集がバイブルでした。

一方そのころ、勉強における情熱の大部分を音楽にかけられるということで、積極的に曲を作っていました。

その五線ノート(個人で楽しむ用、誰にも見せてない極秘文書)、久しぶりに取り出してきました。

その中の1曲に、銀色夏生さんの詩に曲をつけたものがあります。
その詩は、七五調の定型詩っぽいので抒情歌ふうな曲にしました。
その詩をご紹介したいと思います。


「望みをすてずにいましょうね」銀色夏生

うすむらさきの夕暮れに
かなわぬ恋を泣きにきた
飛んでく鳥や花たちが
心配そうにふりかえる

うすむらさきの夕暮れに
なぐさめられて歩くとき
飛んでく鳥や花たちも
かなわぬ恋などないという

ねえそれならば私たち
望みをすてずにいましょうね
それがたとい気やすめでも
小さく希望がともるから


うすむらさきの夕暮れって私は春の夕暮れのような気がします。
曲は恥ずかしくてお披露目できませんが、、
詩の優しい赦しの雰囲気を味わっていただければ嬉しいです。