高校生から大学生にかけて、私の中で銀色夏生さんの詩集がバイブルでした。
一方そのころ、勉強における情熱の大部分を音楽にかけられるということで、積極的に曲を作っていました。
その五線ノート(個人で楽しむ用、誰にも見せてない極秘文書)、久しぶりに取り出してきました。
その中の1曲に、銀色夏生さんの詩に曲をつけたものがあります。
その詩は、七五調の定型詩っぽいので抒情歌ふうな曲にしました。
その詩をご紹介したいと思います。
「望みをすてずにいましょうね」銀色夏生
うすむらさきの夕暮れに
かなわぬ恋を泣きにきた
飛んでく鳥や花たちが
心配そうにふりかえる
うすむらさきの夕暮れに
なぐさめられて歩くとき
飛んでく鳥や花たちも
かなわぬ恋などないという
ねえそれならば私たち
望みをすてずにいましょうね
それがたとい気やすめでも
小さく希望がともるから
うすむらさきの夕暮れって私は春の夕暮れのような気がします。
曲は恥ずかしくてお披露目できませんが、、
詩の優しい赦しの雰囲気を味わっていただければ嬉しいです。