tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ドゥセック「ソナチネop.20―1第2楽章」

この曲は2楽章で完結です。
ソナチネの場合、第2楽章はゆったりしたテンポであることが多いのですが、全2楽章のときは、速い楽章になっています。

ロンド形式メヌエットのテンポで、とあります。
メヌエットは3拍子の舞曲ですね。バロック、古典でよく扱われます。

ト長調で明るくはつらつとした曲調。
構成もわかりやすくて指導しやすいです。

Aの部分、右はのびやかに、左は控えめ。
どちらかというと女性的なイメージかなと思います。

Cにあたる部分(複縦線のあと)、ト短調に転調します。

Cの冒頭はアウフタクトですが、敢えてしっかりはっきりくっきりと。
フォルテで男性的に雄々しく弾いてほしいです。
ト長調とのコントラストを表現してもらいたい!
ひ弱な音や、どっちつかずな音はいただけません。

一瞬、変ホ長調っぽくなったり、変ロ長調っぽくなったり、色合いを感じてくださいね。

曲を面白くするのもつまらなくするのもC次第と言えるでしょう。

複縦線のあと再びAに戻ったら、また右は朗らかに歌いましょう。

最後のジャン、ジャンは極端に強く劇的に終わる必要はありません。
由来は舞曲ですから踊りの終わったあとのご挨拶みたいな感じ。

軽くペダルを入れてやる程度でちょうど良いと思います。

やっぱり好きな曲は饒舌になってしまうなあ、、