tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ブルクミュラー「バラード」の新解釈

バラードとは、楽想が物語風に展開される曲です。
何らかのストーリーになっていることが多いです。

ブルクミュラーのこのバラードは解説には、この詩から楽想を得たとか、こういう物語であると明文化されていないので、
演奏者の自由な解釈として私の案(?)をご紹介したいと思います。

イントロダクション、暗い暗い森の中をとぼとぼ歩いておりました(~6小節)。
そこへいきなりモンスターが!・・・また!(左ラのスフォルツァンド)
とぼとぼ歩いているとまたモンスターが!
やばい!逃げろ!(19小節め~)
キャー!!(24小節め~)

31小節めからは、明るいところに出ます。
どうやらここは安心みたいだ。
ん?あれ?雲行きがあやしくなってきたぞ(47小節めあたり)。

また暗い森に迷いこんだ!(57小節め~)とぼとぼ歩いているとやはりモンスターが現れる。
やばい!逃げろ!
87小節めからは一目散に走ります。
森を抜け、森はだんだん遠く小さくなっていきました(92小節~)。
ジャーンでおしまい。

ブルクミュラーさんが考えたわけじゃないよ、私が考えたのと断りを入れて生徒さんに話します。
〇〇ちゃんはどんなお話だと思う?
思わぬユニークな答えが返ってきたりして、きっと想像力豊かになりますね。

あなたの思うストーリーを考えてみてください。