ステージでの振る舞いについて、
日本人は謙虚で、恥ずかしがりやで、ステージでの魅せかたが苦手な人、多いと思います。
私もそうです。
前まで、演奏さえ良ければよいという考え方で、真顔で出てきて真顔でお辞儀、なんとも愛想のない演奏者でした。
でもおばちゃんになってきて、若さ特有の尖りが減ってきて、
愛嬌も大切、印象大事と、口角を上げてやわらかい雰囲気を出そうと、心がげるようにしています。
自分プロデュースも実力のうち、と考えるようになりました。
舞台袖から姿が見えはじめたときから、もう演者なのです。
ダチョウ倶楽部さんではないですが、掴みはOK!にしたい!
自分の身の丈以上にハッタリ効かせる必要はありませんが、堂々と気持ちを大きく持ちたいですね。
演奏中は、自由にリラックスして弾ければそれで良いのですが、
派手なアクション、百面相のような顔は、お客さまが不快にならない程度にとどめておいた方が良さそうです。
あと、ステージ演奏が不慣れな方の中に、ミスや失敗を「やってもうた」張りに、表情やしぐさで観客にばらす方がいますが、これもNG、正直になる必要ナシ!
もしかしたら気付かれてないかもしれませんよ、内心は心臓バクバクでも余裕な演技しましょう。
そして弾き終わったあとも、逃げるように帰ってはいけません。
出てくるのと同じく、退場するまで気を抜かずにいましょう。
「家に帰るまでが遠足」みたいな(?)。
あなたの魅力を最大限に演出しましょうね。