受験シーズン真っ只中ですね。
今日は、私が受験生だったときのこと、少し書きたいと思います。
音大受験って一般の大学と違ってやっぱり特殊です。
実技試験におけるウエイトがかなり大きいです。
大学によって課題曲が違ったりするので、一度に何校も受けられない。
何曲も一度に抱えられないですからね。
ただ、ざっくり
ベートーヴェンのソナタから第1か第3楽章を任意で1曲、とか、ショパンエチュードから任意でとか、バッハ平均律から任意のフーガとか、
範囲が広い課題曲の大学は、同じ曲を掲げて、数校受けることもできます。
でも、いわゆる国公立や上位校となると、この曲!と指定されるので、他と、かけにくいです。
これは私の頃の話。
今はどうなのかなあ。
専攻も種類が細分化して幅広くなったし。
私は団塊ジュニア世代で、競争率が高かったので、特に厳しい受験生でした。
あと、ソルフェージュ、楽典も必須。
聴音は、大学によって、旋律、二声、四声体(開離だったり密集だったり)が課せられます。
これも急にできるものではない。
音大を受験したいと思ったら何年も前から準備する必要があります。
歌は、新曲といって、当日その場で与えられた曲を、最初の音だけ提示されたら、あとはアカペラで歌わなくてはいけません。
これもやはり前もって訓練が必要。
楽典は、黄色い楽典の本と、音楽家を志す人のためのっていう白い楽典の本が頭に入っていれば、ピアノ科はよっぽど大丈夫でした。
とにかく、高3になってから準備、では間に合わないかもしれないので、音大受験を考えている人は早めに先生に相談しましょう。