tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

作曲家の意図、演奏する事情

先日の記事の、インベンションの講座を受講したことに派生して、感じたこと疑問に思ったことを書きたいと思います。

楽曲における調性には、意味があると言われています。
石井先生の講座でもそれについて少し言及されていました。

この曲がハ短調でなく、嬰ハ短調なのには、わけがある。
ハ短調では救いがない、嬰ハ短調だと少し救われるでしょと
月光の1楽章を例に挙げられました。

また、以前、NHKのらららクラシックで加羽沢美濃さんが「作曲家は調性が命、な、ところがある」と番組でおっしゃっていました。

なるほど、そういえばわかるような・・・と、納得しかけて、新たに疑問がわきました。

歌は???

キーが合わないと移調したりすることあるのでは、と素朴な疑問が。

作曲家のこだわりで、その調でなくてはいけないはずなのに。

それを言っちゃえば、
管楽器の伴奏をしていて驚いたこと、管の人は、よく譜面省略して、飛ばしてた。(それが悪いとかどうとか思ったわけでなく、作曲家絶対、アレンジもってのほか、の、ピアノ科の人には青天の霹靂なのです)

なんでだろう???

なんだか、ピアノ界隈だけ融通がきかないのか、他の楽器がおおらかなのか、よくわからない私でした。