タイトルの講座、受講してきました。
副題はインベンションの多彩な演奏を楽しもう、
講師は石井なをみ先生です。
インベンションの解説本って沢山あって、楽譜も校訂ものが沢山あって、
書いてあることがどれも微妙に違う。
どれを頼りに指導すればいいんだ!と
常々、レッスンに迷いがありました。
私が子どものころ習ったこととは、その後の研究や時代の潮流などで、違っている場合があります。
作曲科でも楽理科出身でもない、ピアノ科出身(演奏が専門、作品を研究したわけではない)では、自力で読み解こうにも厳しい。
石井先生はバッハコンクールの実行委員長でいらっしゃります。
教育界におけるバッハ解釈のこれだ、という方向性を示してくださるのではと
大いに期待をして、のぞみました。
風邪ひきの体にむち打ち、一番前の席、譜面台の先生の手書きのノートまで見える(内容までさすがに見えず、、)ポールポジションをゲット!
先生が受講者に質問を投げかければ、積極的に発言、弾いてみてと言われれば恥も外聞も捨て、名乗りをあげ弾いてみる。
マスク姿のヤル気のある怪しいおばちゃんでした(笑)
今回の講座は新しく出た東音企画出版のバッハインベンションワークブックを教材にしたものですが、結局、解釈については、明言されませんでした。
ワークブックを子どもに解かせるには、主にインベンションを習うであろう、小、中学生には難しいかな、
転調、偽終止あたりは、説明の仕方によっては、解ってくれる子もいるかな、と思います。
どのようにレッスンに取り入れるか、開拓の余地のある良い教材だと思いました。