ショパンは27のエチュードを作曲していますね。op.10が12曲、op.25が12曲。加えて3つの新練習曲。
私の初ショパンエチュードはこの曲でした。
数多くある中から、先生は何故この曲を与えてくださったのか、何故!?
標題のついた有名なやつが良かったー、と当時思っていました。
そう、標題、ついてないと長年思っていたんです。
つい先程、ウィキペディアを確認したところ、このop.10―1、「滝」または「階段」という標題がついているではありませんか!?
知らなかった!また一つ勉強になりました。
ひたすら右の分散和音。
ゆっくりの譜読みの段階では、メロディーが見えてこない。
左がメロディーなのかと思いきや、左はバス、和音を支えているだけ。
テンポが上がらないと全容が見えてこない。
中学生の私には苦行でした。
ショパンってもっとメロディックじゃないの?
ツェルニーみたい。文句ぶーぶーでした。
(すみません、今はこの曲の良さもわかります、、)
テンポを上げても、いかにもメロディーってところはないですね。
和音の移ろいを感じる狙いがあるのかな、真意はわかりませんが、ある種のストイックさを要する曲だと思います。
手の大きさがあると良いですね。
ただ開くだけでなく、縮まることも大事なので、柔軟性が欲しいです。