原書番号80番です。
曲にとりかかる前に、いろいろ言っておきたいことがあります。
右、2小節め、ミのシャープが出てくるよ、ミのシャープってどこ?
シャープが黒い鍵盤という先入観のある子は困惑します。
黒い鍵盤があったら右隣りを弾きたいところだけどないね。
そういうときは、お隣りのファを弾くよ。
じゃシのシャープは?ファのフラットは?
関連して質問してみます。
転調も出てきますね。(ニ長調→ト長調→ニ長調)調号の変化にも気をつけてもらいます。
装飾音の弾き方も学びます。
それより何より、この曲の目玉は手の交差!
アクロバティックでカッコ良い~!
・・・と少々大げさに気分を盛りたてます。
この曲もはじめましての難所が多いですね。
1週めは、片手でしか、弾けませんでした、の子が大半ですから
生徒さん=右手、私=左手、の連弾で、交差の体験をしてもらったりします。
これが楽しかったりするんですよ。
お互いが譲り合いの精神じゃないとぶつかってしまいますね。
この曲、確かに難しいけど、少しでも面白がってもらえるように、レッスンでは、単調にならないように工夫しています。