tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

防衛機制の観点から音楽を見てみる

今日は、今、勉強しているフロイト精神分析論から、少しお話したいと思います。

抑動が高まることによって生じる葛藤は、さまざまな情緒体験を引き起こします。
不安や不快、罪悪感、恥などの情緒体験です。

それを解消するため、心の安定をはかるための、自我の無意識な対処を防衛機制といいます。

フロイト防衛機制論です。

原始的な防衛機制から、もっとも適応性の高い防衛機制まで、数多くありますが、

知性化(情動や欲動に直接触れることなく理屈や知識で葛藤を処理する)

象徴化(欲動や感情の直接的表現方法から、より間接的な表現方法に換える)

昇華(欲動を生々しくない形で社会的に受けいられるものへ換える)

などは、文化、芸術、学問の基礎となる心理機制で、もっとも健全な自我の働きです。

すべて満たされていたら、何かを生み出そうという原動力になりませんね。

満たされない思い、欲動が、勉強や創作活動に結びつき、よりよいものへ換えることがあるのです。

また、
映画や音楽に没頭して、その中に入り込んでしまうこと(主人公になりきったり)も防衛機制の一種です。
一時的に一部分に限って退行して、子どものような気持ちになれる状態です。

健康な心を保つために、程よく社会に適応するために、音楽(芸術)が役立っているのですね。
そのために音楽(芸術)があるとも言えます。

今日は、心理学から防衛機制の側面より音楽を見てみました。