tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ゾーンに入る

スポーツ選手のインタビューなどで聞きますね。

ゾーンに入る、とは、超集中状態のこと。
集中力が極限まで高まって、他の思考や感情、周囲の風景や音などが意識から消えて、感覚が研ぎ澄まされ、活動に完璧に没頭している特殊な意識状態のことです。

ピアノを弾いているときにも時々訪れます。
残念ながら、私など小物は、意識してこのゾーンの状態に持っていくことはできません(汗)

以前は才能とされてましたが、トレーニング次第で、その状態に持っていくことができるらしいです。
専門家によると、「フロー」状態に入っていることがゾーンに入る必須条件だそう。
フロー状態とは流れに乗っていることです。
そのコツは、好き(ワクワク)を大切にする、今を意識すること。

この状態でゾーンに入ると超集中空間が訪れます。

私の感覚では、時間が止まっているような感覚。
周囲の雑音や、自分自身の雑念が一切削ぎ落とされ、どの音を弾いても理想の音が鳴ってくれる感じ。
自分の能力以上の力を発揮してくれます。
いわゆる、火事場の馬鹿力も、きっとゾーンの一種ですね。

自分では、いつこの状態がやってくるか、わからないので、運次第なのですが、本番にやってきてくれると助かります。

これからの若い人には、
自由にこのゾーン状態に持っていけるようにトレーニングするのも、一つの実力のつけ方と言えるのではないでしょうか。