全音のソナチネアルバム17番です。
ソナチネアルバムの中でも何気に好きな曲です。
なんと言ってもテーマが勇ましくって元気になれますね。
この曲、ソナチネと言いつつ、完全なるソナタ形式でないところが面白いですね。全音の楽譜には、三部形式とあります。
(ちなみにソナタ形式も三部形式の一種です)
ドゥセックさんはピアニストだったようです。
だからこそ、そんなに難しくないのに、教育的というよりも、演奏効果の高い楽曲になっているのかなと思います。
冒頭、右、2拍めのシソはアクセント気味で弾きましょう。むしろ、自然にそう弾きたくなるはず。
シンコペーションは本来1拍めにあるはずの強拍を移動させます。
2、3小節めも、どこに重みを置くべきか、わかりますね。
こうやって見ていくと、4分の4拍子ですが、1拍め、3拍めに強拍が来ないことの方が多いことに気づくと思います。
なので息づかいが大事。
呼吸をするように弾けないと息苦しい演奏になってしまいます。
この曲の面白いところです。
息だけに生き生き感が出るか出ないか差が出るところだと思います。(ダジャレかよ、、)
逆にブレスのしどころがわかると、誰でも格好良く弾きこなせると思います。