人間の記憶には長期記憶と短期記憶があるのは、ご存知のことかと思います。
長期記憶の中でも、さらに陳述記憶と手続き記憶があります。
陳述記憶は知識や体験など言葉にできるもの、
手続き記憶は自転車の乗り方や水泳などが当てはまります。
楽器演奏も手続き記憶が関係しています。
ただ練習をやみくもにするだけでは、実は不十分で、脳のしくみにおいて、知識や習得したことは睡眠時に定着するそうです。(ノンレム睡眠のときに手続き記憶の処理が行われていると言われています)
練習してしっかり睡眠をとる、を繰り返すことによって、頭の中に太いネットワークが出来、知識や技能がより定着しやすくなると言えます。
また、リラックスした余白の時間を持つのも有効です。
日本人は休み下手といいますか、休息を取るべきときに遊びの予定をめいっぱい入れて、疲れによる記憶力の低下を引き起こすことがあります。
遊びや息抜きも必要でしょうが、本業に差し障るようでしたら本末転倒といえます。
子どもたちの世界でも、同じことがいえて、スケジュールぱんぱんで大丈夫かな、と老婆心さながら心配することがあります。