tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

モーツァルト「きらきら星変奏曲K.265」

1778年にパリで作曲されました。
「“ああ!お母さん聞いて”による12の変奏曲」が正式名です。

変奏曲とは、最初に主題があって、それを少しずつ装飾を施しながら、変奏していくスタイルの楽曲です。
モーツァルトの時代は、テーマと変奏が、和声的にもほとんど同じですが、時代が進むにつれ、変奏も自由になってきます。
なかには原曲とかなり違ってくることも。

この曲は、きらきら星(習ってすぐ必ず弾くであろう)という身近な曲をテーマにしているから、耳に馴染みやすいのが人気の理由かなと思います。

とは言え、きらきら星だから弾きやすいのかといえば、かなり難しいです。
ソナチネくらいの子が弾いてちょうどいいのかな、と思います。
あと、オクターブが届くようになってからが良いです。
また、長いんです、この曲。
繰り返しすると10分以上(!)かかります。

いろんな要素が詰まっており、練習曲としても秀逸。
ちょっとした声部に分かれる箇所もあるし、Var.11や12などはモーツァルトらしい特徴が出ていて、
この先、モーツァルトソナタを勉強するにあたって、良い前準備になるのではないでしょうか。

エリーゼのために”に次いでみんな弾きたいのではないかな。
私も子どものとき、先生にお願いして弾かせてもらいました。

軽やかに楽しげに、ちよっとした茶目っ気をもって弾けると大成功な演奏になると思います。