ツェルニーの練習曲集の中でも30番練習曲は、そんな苦労することはないと思います。
バイエルのように急激に難易度が上がるとか、ナニ!?この意地悪ないやらしさ!ってのが少ないように思います。
でもね、15番は、手強いんです。
大人の手でも完全なレガートって難しい。
基本、両手のアルペジオの練習なのですが、テンポ上がると、つなげてられないです。
子どもたちにはレガートにこだわらないよう指導しています。
完全につながってなくても、気持ちがつながってればヨシみたいな。
(精神論ですか?という突っ込みはなしでお願いします、、)
実際テンポが上がると少しの切れ間、わからないです。
あからさまにスタッカートはだめですよ。
指くぐりが自然になるよう心がければ、不自然に何がなんでもつなげるって弾き方よりスマートです。
音量において、でこぼこしにくいですしね。
どこで指くぐりしたのか聴いている人にわからないように弾きましょう。
この曲はきちんと弾こうと思えば時間、かかります。
でも、終わり方、難しいけどノーミスで弾けたらカッコいいし、スカッとしますよ。
常に鍵盤の中央を狙って弾くこと。その音その音、その心構えで弾けば、隣りの音をひっかけたり、はずしたりしにくいです。
15番を終えれば、そんな難関ないですから、ちょっと腰を据えて向き合うつもりでがんばりましょうね。