エチュードとは練習曲のこと、
ここではペダルの踏みかえを主なテーマとして学びます。
ペダルのタイミングって慣れないと難しいです。
ワンポイント的に使うのならまだしも、継続的に踏み続けるには濁らないコツが要ります。
鍵盤を押すと同時に踏まない。ちょいあとで踏む。
慣れれば当たり前の感覚なのですが、教えてもらわないとできないです。
この曲、左がソシレと言ったら右がソシレと真似っこ、♯ファラレと言ったら♯ファラレと真似っこの繰り返しのようなつくり。
和音のかわる1小節ごとにペダルを踏みかえします。
ソおシーレー、ソーシーレー、♯ファあラーレー、♯ファーラーレーとゆっくり弾かせ、「お」や「あ」の部分で素早く踏みかえをしてもらう稽古をします。
耳も、しっかり澄まして聴いて欲しいですが、ここでは、運動能力というか、反射神経というか、そっちで覚えてもらう感じです。
実際、体育の得意な子の方が掴みやすいです。少々どんくさい（失礼、、私もそうです）子の方が苦労します。でも、かならず体得できますので安心してくださいね。
私はとなりで這いつくばって、生徒さんの足に手を添えて、一緒にタイミングをはかり、押します。もちろん歌いながら。
時間はたっぷりかけます。
将来を思えば、なあなあにしたくない箇所です。
でも綺麗にペダルが入れば、響きの美しさが倍増しますから、子どもたちは喜んで練習してくれます。
私が初めてペダルを教えてもらったとき、すごく嬉しかったように、こうやって伝承していくのだなあと思います（大げさですが）。
