コンクールや試験はともかく、発表会やコンサートで他の人と曲がかぶってしまったとき、
あまりいい気持ちしませんよね。
自身の経験から、発表会では曲が同じにならないように、曲決めをします。
他の先生と合同の発表会なんて、とても気を使います。やっぱり人気曲はかぶりやすいですから。
どうしようもないときは、プログラム上、二人を離して対処することもあります。
私も大人になって2回ほど、かぶってしまって、心が少しざわついたことがあります。
その中の1曲は、
小さい頃からお世話になった先生の記念演奏会に、OBとして出演させていただいたとき、プロコフィエフのソナタ1番でかぶりました。
そんなメジャーな曲でもないんですよ。(ちなみにこの曲、ガンガン系です。若かったから、こういうの好きだったんです)
私の出番の方が先だったからまだ良かったです。
先に人の演奏を聴いてしまうと、引っ張られてしまい、自分の演奏が、ぶれてしまいやすいからです。
音楽を学ぶすべての子どもたちへ。
どうしても、人と同じ曲を演奏する、という機会があると思います。
他の人の演奏を聴いて
のまれてはいけませんよ。
自分のスタイルを貫いた方が結果的に良い演奏ができることが多いと思います。
特にテンポ、
相手が自分より速く弾いている、なんてとき、焦ると思います。
速く弾けた方が上手い、って価値観、いまだ、はびこっていますからね。
自分を信じて自分の演奏をしましょう。