今年の春、教室の発表会で、ゲストの伴奏をしました。第1、3楽章です。
「ぜひ本格的なクラシック曲を演奏してください!」との、私からのラブコールに応えてくださり、チェリストさんは、この曲を選んでくださりました。
ショパンといえば、ピアノ曲と勝手にイメージしていて、こんな名曲があったなんて知りませんでした。
この曲と出合えて感謝、です。
チェロの冠曲のはずが、ピアノがメインかのようなつくり。ピアノソナタ第3番第1楽章を彷彿とさせます。
なんと言っても、ハンパない難易度!
決して「伴奏」ではないですね、ピアノソロでもいけるんじゃないかってくらい。
チェロは音域が低いから、埋もれやすく、どうしてもピアノの方が音量で勝ってしまう。音数が多いからピアニシモが難しい。ソフトペダルは音がとぼけてしまうから使いたくない。
とにかく苦戦しました。
トレモロはピアノのテンポが出ないから気合いで切り抜ける!
第1楽章は神経すり減らしながらの演奏でした。
それに比べての第3楽章、天国!
また、涙が出そうなくらいいい曲なのです。
選曲してくださったチェリストさんの心意気が嬉しかったです。信用がないと、こんな難曲のピアノ、任せてもらえません。
とても良い経験をさせていただきました。
ぜひ一度聴いてみてくださいね。