1988年にマーガレットで発表された漫画です。当時、友達に借りて読みました。すごく好きだったことを、ふと思い出してネットで手に入れました。
この作品、色んな登場人物に自分を投影してしまって、涙無くしては読めません(汗)
初めて読んだときは主人公と同世代でしたが、今では主人公の親世代になってしまいました(苦笑)
父(ヴァイオリン)母(ピアノ)長男(チェロ)次男(ビオラ)三男(ヴァイオリン)主人公=長女(ヴァイオリン)という音楽一家に育ち理想的な家族。
双子(三男と主人公)の出生の秘密、芽のでない才能、伝えられない思い。
が、主なテーマです。
切ないけど愛に溢れているストーリーです。
ただ、私は主人公が思いを寄せる相手が、あまり魅力的ではないなあと、ちょっぴり思います。(*個人の意見です)
主人公と同じ目線で読むと、こんなお兄ちゃん欲しかったなあと思います。
主人公の家族目線で読むと、家族が家族であるためには、各々の努力が必要だなあと思いました。
こんな、シチュエーションあり得ないし、フィクションと分かっているんだけど、すごく感情移入してしまいました。(心を動かし、若返った感じです、、、)
読んでいない方のために詳しくは書きませんが、音楽をやっている方にも、とても共感する部分があると思います。
一読の価値があると思います。
ご興味のある方、ぜひ。