tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

猫とピアノ 2

人間の身近な動物として、猫は作曲家にも、さまざまなインスピレーションを与えています。

今回は、猫を題材にしたピアノ曲をご紹介したいと思います。

まず、子ども向けの作品から
平吉毅州さんの「踏まれた猫の逆襲」。
低学年のコンクールの課題曲になったりします。
猫踏んじゃったのオマージュと言いましょうか。途中のヘミオラちっくなところもユニークで可愛い。
子どもたちも大好きな曲です。猫踏んじゃったと抱き合わせで弾いても楽しい!

もう1つ、スカルラッティソナタK.30「猫のフーガ」。
K.はカークパトリックといいます。L.(ロンゴ)とならんでスカルラッティの作品の分類番号です。
主題が猫が鍵盤の上をのっしのっし、歩いているみたい。
ト短調という調性から、ふてぶてしいどら猫なのかな、と想像してしまいます。

有名どころでは、ショパンの華麗なる円舞曲op.34―3「猫のワルツ」。
こちらは子猫かな、中猫かな、素早く走り回っているような軽快な曲。ハ長調で根っからの明るさ。
途中の装飾音の上行、下行は鍵盤の上に乗っちゃったのかな、やんちゃな猫さんが目に浮かびます。

あなたの好きな作曲家も猫の曲を書いているかもしれません。
夏の自由研究に調べてみるのも楽しいかも、です。