記譜の反復記号としてリピート記号、ダ・カーポ、ダルセーニョなどがあります。
作曲家の意図で書かれたものですから、本来は指示どおりに弾くべきです。
試験やコンクールなどでは時間の都合上リピートを省略することも多いですね。
CDやプロの演奏会では、きちんとリピートされます。
さて、ダ・カーポやダルセーニョ後のリピート記号について。
戻ったあとは慣例として反復しないように教わった気がします。
しかし、近頃は学校教育など教育の現場ではダ・カーポ、ダルセーニョ後もリピートする指導をしているそうです。
省略してもらいたいときは作曲者の指示が書いてあるからだそうです。
現代の曲はそうでしょうが、クラシックなど古典は?やはり慣習というものがあるのでは?
今となってはベートーヴェンやシューベルトに訊くわけにはいきませんから、作曲家の考えを知る術もありません。
ダ・カーポのあと、全部繰り返してると冗長な気がして、私は好きではないなあ。個人の意見ですが。
作曲家ファーストの考え方も素晴らしいけど、聴き手を置いてけぼりもどうかというような気がします。
書いてあるから、そのとおり弾きました、じゃ、あまりに杓子定規的というか、演奏者の考えなしな感じがするので、
TPOに合わせて、もしくは解釈で選択、といったところで収まるのかなと思います。