tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

エピソード「夏の思い出」

私が子どものころ習っていた先生は、毎年、8月末に発表会を催していらっしゃいました。夏休みをかけて発表会の曲を練習するという感じです。

夏休みにレジャーに出掛けても、頭の片隅には、まだ上手く弾けないあの曲が、もやもやっと脳内を占めていたりするのです。一度、発表会のこと忘れて、パアッと夏休みを満喫したいと思ったものでした。

さて、話はかわって、教育実習生だったときの話。私は中2の音楽を担当、“夏がくーれば思い出すー”でお馴染みの中田喜直さんの「夏の思い出」を授業させていただきました。

真面目な授業のあいだに小噺も入れつつ、授業を展開しようと、
「私の夏の思い出は・・・」なんて、話し始めたものの、夏の思い出がない!
ピアノ発表会に私の夏のすべてを捧げてきましたから(←大げさ)、中学生たちに語れる夏の思い出がなかった(汗)!
大学生になってからも、キラキラした青春はなく、ピアノとバイト三昧でしたから。

しょうがなく、発表会で忙しく遊べなかったエピソードを話すはめに・・・

後から担当の先生にもっといい思い出を話してね、と苦笑されました。

私も、これでは、ピアノがネガティブイメージになってしまう!と少しばかり落ち込みました。
完全に準備不足でした。ネタを用意しておくべきだった。
ピアノレッスンは対個人だからそう感じないんだけど、大勢相手に話すってスピーチ術はなかなか難しいです。

・・・というこれ自体も夏の(初夏の)思い出なんですけどね。