tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ベートーヴェン「エリーゼのために」

ベートーヴェン作曲「エリーゼのために」、ピアノ学習者は必ず憧れて、最初の目標だったりするのではないでしょうか。もはや知らない人はいないと言っても過言ではないと思います。

エリーゼはテレーゼだった!」は有名なお話ですね。
ベートーヴェンが悪筆だったため、本当は、テレーゼのために、だったところが、出版時にエリーゼと間違えてられてしまい、それが広まった説です。
もう1つ、ゴシップとしてベートーヴェン39歳、テレーゼは18歳だったらしいですよ。

冗談(いやどれも本当なのですが)はさておき、私も知らなかったのですが、このエリーゼのために、バガテル第25番らしいです。バガテルとは、「ちょっとしたもの、つまらないもの、転じて軽やかな内容の小品をさす」とあります。

あの可愛らしい曲をつまらないものだなんて!
「これつまらないものですが・・・」と結構な品物を差し出す、謙虚な日本人気質を勝手に想像してしまいます。←ベートーヴェン、日本人じゃないけど、ベートーヴェン気難しそうだけど、、、
(実際、ベートーヴェンは他にもバガテルを書いてますが、面白い曲いっぱいあります。取り上げられることは少ないですけどね)

ところでベートーヴェンはテレーゼという名のソナタも残していますね。(ソナタ第24番op.78)このテレーゼは別の人だそうです。

エリーゼのために、うんちく編でした。エリーゼのために、練習解説編は、また、別の機会にお話したいと思います。