tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

ツェルニー先生

ピアノ学習者にとって、切っても切れない間柄、ベートーヴェンの弟子でリストの師でもある、ツェルニー先生の話です。
ツェルニーは優れたピアノ教師で沢山の練習曲を書きました。(和声進行は退屈で、弾いていて喜びが少ないケド)

ツェルニー100番練習曲集に始まり(110番ってのもありました)、30番、40番、50番、(60番も存在します)と進みます。それぞれが番号のかず分、曲数があります。
いつになったら終わんねん!とキレそうになった人も多いのではないのでしょうか。
今は100番の代わりに「やさしい20の練習曲」という教材があります。既存のツェルニーの初歩的な曲集から抜粋したものです。私の教室でも使っています。
ありがたい、100曲はかず的にキツイですからね。

私はというと、実は100番はやっていなく、ツェルニー先生との出会いは30番練習曲集からでした。そして50番練習曲集まで。30+40+50の120曲弾いたことになります。ひえ~!
曲集が進むほど1曲あたりのページ数が増えますから、膨大な時間をツェルニーに費やしたのですね、ショパンエチュードまでの道のりが長いこと!

(もっとも私は、50番途中からショパンも平行したので、今まさにツェルニー世代の生徒さんも萎えないでくださいね。今は抜粋にしたり、師事している先生もちょうど良い頃合いでショパンエチュードを与えてくださるはずです)

グラドスアドパルナッスムやモシュコフスキーを間に挟むことも稀にあります。

時が経てば懐かしい思い出、学習者の皆さん、今日もツェルニー練習に励みましょう!