tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

シューマン「幻想曲ハ長調op.17」第2楽章

午前中の2時間あまり、自分の練習に充てることができました。

シューマンの幻想曲op.17の第2楽章、今日から第2楽章の練習です。
まずは余計な先入観を持たずに(と、言っても何度もCDなどでは聴いていますが)通し練習しました。
幸いモデラートで、そんなに速くない曲なので、ゆっくり譜読みしても曲のイメージが損なわれにくいです。

アナリーゼというほどもないですが、調性が変わるところでひとまとまりなのかなぁと、ぼんやり考えながら弾いておりました。いやどうやらロンド形式っぽいかな。
変ホ長調変イ長調変ホ長調と転調するところで、区切りながら練習することに決めて、最初の変ホ長調部分を集中して練習しました。

冒頭5小節めの付点のオクターブの上行形のところが、たまらない、心を鷲掴みにします。いい曲だなぁと感心しながら弾いていました。
また、付点に加え、中間部分あたりはシンコペーションが多く、シューマンらしさが出ていて面白いです。リズム感を要しそうですね。

この曲はオクターブが多く、私のジストニアの指でも(右2の指の出番が少なくて)弾きやすそうです。まずは真っ白な気持ちで感じたまま曲を味わいながら作っていきたいなあと思います。

とても晴れ晴れとした、生きる希望に満ち溢れるような曲、弾いていて元気をもらえそうです。しばらくこの曲に没頭したいと思います。