tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

お辞儀って難しい

ステージで演奏するとき、お辞儀は付き物です。これがまた優雅にやるのが難しい。

もう、私は、美しくしようとすればするほど、ぎこちなくなってしまうので、「どうぞ聴いてください、誠心誠意をこめて演奏いたします」の意の表明だと思って、丁寧に普通のお辞儀をしています。
ピアノに手をおいて、にこやかに、ができないんです。女優になれない(←?)、なんだか気恥ずかしくって・・・まだまだ未熟者です。
子どものころ、緊張のあまり右手と右足、左手と左足が同時に出て、ロボットみたいになった逸話もあります(泣)

さて、子どもたちの場合、
昔ながらの日本式は、手が太もも近くまでくるように深々とお辞儀するスタイルですが、
ここ20年ほどでコンクールなどでよく見かけるのは、韓国式のコンスと呼ばれる、肘を横に張って、お腹の前で手を重ね、浅めにお辞儀するものです。

いつの間に広まったのでしょうか、
今では後者が主流になったような気がします。確かに堂々としていて見映えがいいような気もします。
でも、見方によっては、あまり良いイメージのお辞儀ではないらしいです。(気になる方はコンスで調べてみてください)私は奥ゆかしく上品な感じがして、古来のものを奨めたいのですが、子どもたちに助言するときは、どちらでもいいよ、としています。

お辞儀ひとつとっても奥深い、どなたか正解を教えてください。