音楽は薬、というと誤解を生む表現かもしれませんが、音楽が体に良いことは科学的にも証明されています。
病気を治すために音楽が用いられた歴史は古く、ギリシャ神話においてもオルフェウスは竪琴を病の治癒に使用したとの記述があります。
アリストテレスは音楽にカタルシス(浄化)効果があると述べ、プラトンは音楽は魂の薬であるとしています。
このように、有効な治療法が確立される以前は、音楽と医術は大変近い関係にありました。
近代においても音楽療法的見地から重い不眠症の患者にシューベルトの「アヴェ マリア」を処方したなどの記録があります。宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」だってそうですよね。
先日の院内コンサートでのスピーチでも
「音楽は悲しいときは寄り添ってくれます、落ち込んだときは元気づけてくれます」とお話させていただきました。
音楽療法において、アメリカが先進国であり、日本はまだ音楽療法士は民間資格でしかありません。(国家資格化の動きはあるようです)私も遅ればせながら資格取得にむけて準備中です。通信制大学で必要な単位を取るべく勉強しています。
皆さん、音楽を聴きましょう、楽器を演奏しましょう、体にいいですよ!