tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

オタマトーンで弾いてみた~自作曲「秋風に揺れる」

先日から自作曲をときどき紹介させていただいております。ピアノとオタマトーンのための花の組曲として第3曲が出来ました。テーマはコスモス、秋風が吹く頃になるとあちこち休耕地にコスモス畑を見かけますが、なんて可憐で力強くしなやか!惹かれてしまうの…

西洋音楽史を学ぶ 10「啓蒙主義の広まりと古典派」

今期勉強している西洋音楽史、こちらで復習がてらまとめさせていただいています。今日は第10回。バッハの音楽は複雑すぎると批判を浴びた→シャイベによるバッハ批判 18世紀半ばには、バッハの末息子、ヨハンクリスチャンバッハに代表されるギャラント様式(…

シューマン「子供の情景op.15より“大事件”」

シューマンの「子供の情景」から、6月は第6曲めの「大事件」です。いきなりフォルテ、アクセント始まり。からのフォルティッシモ。終始強いです。 子どもにとっては重大な大事件が起こったのでしょう。面白いのはこの曲、アウフタクトで記譜されていること。…

オタマトーンで弾いてみた~自作曲「入道雲」

またまたオタマトーンの好きが高じて曲作っちゃいました~シリーズの一環です。前回の「陽だまり」は春のイメージでしたが今度は夏です。空は青く大きな入道雲がもくもく、文字通りお日さまに向かって背を伸ばしている、向日葵を題材にいたしました。難しく…

ギロック「エチュード」

「こどものためのアルバム」より。三度ってなんでこんなに難しいんだろう。初めてぶつかる三度の壁がこの曲です。バイエルやブルクミュラーなどにも三度は出てくるのだけれど、その比 じゃない。エチュードだからね、テンポが速いんです。指の独立と脱力が出…

西洋音楽史を学ぶ 9「バロック時代における器楽ジャンルの確立」

今期受講中の西洋音楽史、今日もまとめていきます。今日は第9回。バロック時代の器楽において、舞曲、声楽由来の実践から発展していく。記譜による任意性の制限の一方制約下の即興も重要。組曲の調による統一性。舞曲の対照性としての拍子の変更→トリプラ(…

オタマトーンで弾いてみた~自作曲「陽だまり」

著作権もなんのその、既成がダメなら作ってしまえばいいじゃない!とのことで日々深まっていくオタマトーン愛を自作曲で表現してみました。今回は花を題材にしました。時期外れになってしまいますが、陽だまりに咲く満開のユキヤナギをイメージして作りまし…

書籍「カプースチン ピアノ音楽の新たな扉を開く」

今日は最近読んだ本の紹介です。 といっても出版されたのは2018年。 著者は川上昌裕さん、東京音大の准教授で辻井伸行さんの師としても有名ですね。と言いつつも、本の著者紹介のところでどこかでお見かけした方だなあと思ったのですが私も気づかなかったの…

ハチャトリアン「ブランコにのった豹」

ハチャトリアンはソビエトの作曲家、この曲が入っている曲集は1964~65年に作曲されています。私が持っている全音楽譜の解説には、「8分の6拍子の大変動きのある楽しい曲です。青空に届きそうなブランコの揺れを想像してみてください。」とあります。豹がブ…

西洋音楽史を学ぶ 8「バロック時代の声楽における歌詞と音楽」

ただいま受講中の西洋音楽史、より学びを深めるため、こちらでまとめさせていただいています。今日は第8回。新しい声楽様式の誕生からバロック時代が始まることになった。バロック=17世紀~18世紀前半を指す。 バロックの語源=ポルトガル語バロッコの「い…

無料で申し訳ない気持ち

實川風(じつかわかおる)さんのコンサートへ行ってきました。 實川さんは東京芸大を首席で卒業され、ロンティボー国際コンクールでは3位に入賞される実力派若手ピアニスト。その方の演奏をですよ、キャパ30人で無料でコンサート聴かしていただけるなんて!…

泣けてきちゃうね

一週間一生懸命練習してきた。 今日は丸をもらおうと気合いも入っている。いざレッスンで。 思ったように弾けなかった。あるいは自分では気づかなかった箇所を指摘されてその場では直らなかった。結果、丸をもらえなかった。 勝手に目が潤んできた。泣くつも…

インヴェンション講座行ってきました 2

3月の第1回めに引き続いて 先日、中井正子先生の第2回のインヴェンションの講座を受けに行ってきました。今回は6~10番が取り上げられました。6番は唯一リピート記号を持ち、二部形式から古典派風の三部形式に近づいています。 29小節め付近から和声がつき始…