tomokoせんせいの「少し」ためになるピアノブログ

ピアノ先生歴20ン年のお母さん先生のブログです。右手2の指にジストニアを持ちつつも、9本指で演奏活動もしています。ピアノの上達はもちろん、子どもたちの心の成長のお手伝いができたら、と日々レッスンに取り組んでいます。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

楽しい!楽しい!

在籍中の通信制大学の試験が終わりました~! かねてより試験が終わったら弾こうと取ってあった楽譜に向かえる時が来たのです!先日お値打ちに買ったショパンのコンチェルトの楽譜、倍近くのテンポで、まずは1番の1楽章をひととおり。楽しい!楽しい!ピアノ…

ブラームス「ハンガリー舞曲第1番」

ブラームスは連弾のためのハンガリー舞曲を全4集21曲、作曲しています。 最初の2巻は独奏用にも書き換えられています。 今日は連弾の方を取り上げてお話したいと思います。私が好きな1番、 ジプシーの音楽ということで、なんだかジプシースピリットみたいな…

ぴあのどりーむ4より「せいじゃが町にやってくる」

よく知られたアメリカ曲です。 この本の伴奏形は、ごく一般的なブンチャブンチャの形です。この2曲前からブンチャブンチャの伴奏形出てきています。この伴奏を軽やかに弾くにはノンレガートを覚えてもらいます。 全部つなげちゃうと重くって音楽が流れない。…

ソナタを日本語でいうと

西洋音楽が日本にやってきた頃、 時代的背景から、あるいは日本人に馴染みやすくするため、楽曲名を訳して、新たな日本語を作りました。交響曲=シンフォニー、協奏曲=コンチェルト、前奏曲=プレリュード、練習曲=エチュード、夜想曲=ノクターン、などで…

こういうことありませんか?

生徒さんをレッスンしていて 大人からしたら不可思議な間違いなのですが、よくよく理由を探っていくと真実に行き着くことがあります。その1。 例えばト音記号のラをドと読み違えたり、ヘ音記号のファをレと読み違えたり。一つ違いなら数え間違いかなと思うの…

リスト「3つの演奏会用練習曲より第3番“ため息”」

この曲、はじめて聴いたときの衝撃! ハートを撃ち抜かれました。 なんて甘美で女性的魅力溢れる曲なんだ~!と、一瞬で骨抜きにされました。小学生だったか中学生だったか、学校のバス旅行の帰りのバスの中で流れていた邦画の挿入曲でした。 映画のタイトル…

若いときと意識がかわった話

今日はとりとめもない話になります。 結論やこれだという着地点がないです。まず私の現状。 子育ても終盤、あとは息子たちの生きていく力に少しのサポートをするだけになってきました。子育てを経験して、やはり若いときと生徒さんに対する視点や観点がかわ…

悲しいような懐かしいような

今日は、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」のご紹介です。この曲は、なんかキュンとせつなくなるような郷愁を思わせるような優しい曲です。 時折聴きたくなります。この曲、特定の王女に宛てたものではないようです。 スペインにおける風習や情緒に…

ふと思い出しました

私が子どもの頃習っていた先生は、春秋社版をよく採用されていました。外版は手に入りにくいし高価だし、丈夫な(ケースにまで入っている!)春秋社版が子どもに良いと選んでくださったのかなと思います。それまでは、お馴染み、青の全音楽譜の教本ばかりだ…

音符積み木、大活躍

うちの人気教具の一つに音符積み木があります。 私がリトミックを学んでいたときに、リトミック研究センターオリジナルの積み木を買い求めて以来、重宝しています。音価に合わせた長さの積み木で、一目でその音符がどんな長さかわかります。裏は同じ長さの休…

ぴあのどりーむ5より「おたんじょう日マーチ」

ケーラー作曲、おたんじょう日マーチ。 ピアノ学習者にお馴染み、この本でなくとも収録されている本たくさんあるのでは。 発表会などでもちらほら見かけますね。この曲、全部繰り返すと長いんです。 リピート記号、8小節ごと、ありまくり。 ダルセーニョでほ…

はいだしょうこさんのこと

うちの息子たちが子どもの頃、しょうこおねえさんが歌のおねえさんでした。番組は、朝も見て、夕方も見る。 ときどきある、コンサートの特番は録画して、何度もリピート視聴。 車での移動は、BGMおかいつCD一択。ところで、しょうこおねえさん、元タカラジェ…

ブルクミュラー「優雅な人」

この曲はリズムが特殊な印象です。 小さな子には馴染みのない32分音符が出てきます。4分音符=8分音符が2つ、16分音符だったら4つ、32分音符だったら8つだよ。と、説明はするけど、多分ピンとこないと思います。それはその年頃なら仕方ないこと。そして十中…

お得に楽譜を買えてルンルンの話

生徒さんの楽譜、まとめて買いにいきました。 私の教室では、生徒さんの楽譜、私が買ってくるスタイルです。生徒さんの楽譜を手に取り、レジに行く前にほかの楽譜をプラプラ見ていました。 掘り出し物コーナーを発見、とりたて期待もせず、ざっと見ることに…

「優しく」を表す楽語たち

楽語とは楽譜に書かれた言葉です。 主にイタリア語で書かれます。 作曲家の母国語である場合もあります。強弱記号だけでなく、わざわざ書き込むのであるのだから、そこには作曲家の並々ならぬ思い入れがあると思われます。やはり曲想における楽語は種類が多…

マイナス言葉を発する人にはプロテクターを

先日、とある講座を受けてきました。 講師の先生は心理職の方、音楽療法を学ぶ上で役に立つ話を聴けるかもと期待してのぞみました。やはり魅力ある授業づくりというか、そういうの、少しは必要だと思うのです。なんでこの講義とったの?とか この話、皆さん…

1月の曲

1月の曲、チャイコフスキーの四季より「炉端にて」です。 チャイコフスキーは音楽雑誌の依頼で、連載で1~12月の曲を作曲しました。 その1曲めです。この曲は4分の3拍子、イ長調、ABAの三部形式。 プーシキンの詩 「夜が薄明かりのうちに静かな喜びの一隅を…

シューベルト「ソナタ第13番op.120第1楽章」

この連休、ぎゅうぎゅうに予定が入っていたので、1週間の疲れが取れないばかりか、新たな疲れの負債を抱えています、、新しい週で日常をこなしながら回復しなければなりません。現役40代はつらいです(弱音)。しばし、隙間時間を見つけて横になっていました…

音楽家の系譜 2

ある日のレッスンの会話にて。 生徒さんがうちの楽譜棚を興味深く見ていました。ベートーヴェンのソナタ集を手にとったので、今年はベートーヴェンイヤーだよ、ベートーヴェンが生まれて250年だよ、のお話をしました。ベートーヴェンってまだ生きてるの!?…

バッハ「インベンション1番」

インベンションにとりかかるというとき、一番最初にとりかかる曲ってこの曲の方、多いのではないでしょうか?私もそうでした。 私がこの曲をもらった子どものころ、 子どもだましじゃない本物さに嬉しくて、ちょっと大人の仲間入りしたようで、なんとも言え…

あけましてレッスンやってみて

今週あたまから 新しい年のレッスン始まりました。冬休みはのんびりしていた子、いつもより時間があるから課題以上にやってきてくれた子と、それぞれでした。のんびりしちゃった子は徐々に平常運転に戻していきましょうね。とても嬉しかったのは新しい曲4曲…

かっこうをテーマにした曲

鳥の曲シリーズです。かっこうは特徴的な鳴き声からテーマにしやすくピアノ曲もたくさんあります。 だって名前が鳴き声そのものズバリですものね。ピアノ学習者に馴染みが深い曲2曲として、ヨナーソンの「かっこうワルツ」、ダカンの「かっこう」があると思…

面白い視点による「ブレーメンの音楽隊」

在籍中の通信制大学で今期、「中高年の心理臨床」を勉強しています。その中から、「文学にみる老いと病」の章で、ブレーメンの音楽隊が取り上げられていました。視点にハッとさせられたので、音楽つながりということでご紹介したいと思います。この話はご存…

モーツァルトの幼き日の恋

モーツァルトが幼い頃から神童ぶりを発揮して、姉や父親と演奏旅行していたのは有名な話ですね。そのモーツァルト、 フランス革命で非業の死を遂げたマリーアントワネットと接点があったこと、ご存知でしょうか?モーツァルト幼き6歳の時分のこと。 マリーの…

音のない時間も音楽

なんだか禅問答のようなタイトルですが、何を言いたいのかというと、休符の大切さ、です。練習するとき、音のある部分を必死に読み取り、意味を考えたり音色を追求したりすると思うのですが こと、休符となると、無頓着というかノープランの方、多いと思いま…

バッハの名言から思う

音楽の父と言われるバッハですが、こんな名言を遺しています。 「音楽は世界語であり、翻訳の必要がない。そこにおいては、魂が魂に話しかけている。」「風は見えなくても風車はまわっている。音楽は見えなくても心に響いてくる、囁きかける。」 これを聞い…

ブラームス「6つの小曲op.118より第2曲“間奏曲”」

ブラームス晩年の曲です。 6つの曲の中から第2曲を選んだのは、涙が出るほど美しいから。ゆったり流れるこの曲に身を委ねると、嫌なことや悲しいこと、心の負の部分を浄化してくれそうです。ブラームスは生涯独身でした。 シューマン一家と深い関わりがあり…

音符と鍵盤でおぼえるわかりやすい楽典 2

年末年始のお休みの目標でありました、この本を読み、問題を解くこと、 早くもクリアしました~! (目指す音楽療法士資格取得のための講習に向けてやるべき課題の1つなのです)「やさしい」と銘打っているだけあって、大きな難所はありませんでした。が!…